
体幹とネット検索するといろいろなトレーニング方法や体幹についての定義が出てきます。
人によってさまざまな定義があるかと思います。
大まかには「四肢を覗いた胴体部」もしくは「お腹周り」という見解が多いです
自分の認識もそこに大きなずれはなく
①深部の体幹=お腹周り(インナーユニット)
②ピラーとしての体幹=四肢を除いた臀部から頚部までの胴体
という認識です。
ここでは①の体幹についてお話していきます。
近年”体幹トレーニング”というワードをよく耳にしますが、
体幹が大切であるという事はイメージが付くと思います。
四肢を動かす際に横隔膜、多裂筋、骨盤底筋群、腹横筋からなるインナーユニットが収縮し、力は中心から末端へ順々に着火していきます。
つまりインナーユニッでしっかりと腹圧をかける事で体の中心(土台)が安定し、四肢を無駄なく動かす事が出来ます。
たとえるなら、
コンクリートの道路の上でクレーン車のクレーンはうまく動きますが、
プリンでできた道路の上でクレーン車のクレーンを動かそうとしても、
道路が柔らかすぎて車体が安定せずうまく動かす事が出来ないようなイメージです。
またインナーユニットが安定することで、背筋も綺麗になりやすく姿勢にも大きく関与します。
姿勢はパフォーマンスピラミッドやファンクショナルトレーニングピラミッドにおいても土台となる部分です。
腹圧をかけるというと、ドローインという腹横筋を収縮させるトレーニングが出てきますがドローイン自体は腹圧を高めることもない為、体幹も安定しません。
しかし、腹横筋の機能が弱まっている方のトレーニングとしては効果的と言えるでしょう。
ではどう言った状態が腹圧が高まるのか調べたデータでは「息を吸い込み呼吸を止めた状態」が腹圧が高くなるという事が研究で分かっています。
そうなるとトレーニングの内容や個人の身体の癖によって腹圧のかけ方を変えるとよいかと思います。
例えばローイングのような下に体を引っ張られるような状態で腰が反ってしまう場合は、息を吸ってお腹を固めるより一度ドローインをしてそれをできるだけ維持するように息を吸って止めることで腰が反りにくくなったりします。
もちろん体幹のみではなく「ピラー」という考えの体幹が必要になってきたりもします。
つづく!
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